フライバックコンバータの電圧制御器設計

絶縁型フライバックコンバータは、電子機器等の小さな携帯型充電用電源、または補助電源のコンバータとして採用される電力変換装置です。 この事例では、単相電源から3相直流低電圧を出力する電流制御方式フライバックコンバータをモデリングしています。 フライバックトランスは、磁化インダクタンスをモデリングするインダクタを平行に配置した、理想変圧器によってモデリングされます。 この事例の目的は、制御器の設計および検証ですので、トランスの漏れインダクタンスは考慮されません。 フライバックコンバータには、2つの制御ループが採用されています。 ピーク電流モード制御となる内側の電流ループは、システムの過渡応答を制御し、外側の電圧ループは、 5V用巻線からの出力電圧を整流し、内側の電流ループが参照する参照電流を制御します。 電圧ループは、反転増幅回路(Type2)による電圧制御器によって構成されています。下図は事例の回路図です。

ファイル実行環境

PLECS Blockset

  • PLECS Blockset 3.4 以降
  • MATLAB 7.5 (R2007b) 以降

PLECS Standalone

  • PLECS Standalone 3.4 以降

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