シミュレーション速度を落とさないで、スコープの出力解像度を改善することはできますか?

問題: 

スコープの出力は正確に表示されているみたいですが、出力曲線が滑らかではないです。 時間刻みや許容誤差を調整すると、曲線が滑らかになりますが、シミュレーション速度も遅くなるため、これを解決する良い方法はありますか?

解決手法: 

シミュレーション結果の許容誤差に問題が無い場合でも、スコープに表示される出力曲線の解像度が十分でない場合があります。 スコープのレンダリング解像度を改善するには、ソルバ設定の相対誤差または最大時間刻み幅を変更することによって調整可能ですが、リファインファクターのパラメータ値を変更することが、レンダリングの解像度改善に対して、最も有効な手段です。

リファインファクターの設定では、滑らかな曲線を出力するため、追加の出力点生成を指定します。 誤差判定を満足する積分ステップで、ソルバは高次多項式に基づいて連続状態を内挿し、中間ステップを算出します。 既に算出された情報を使用するため、最大時間刻み幅を変更するよりも、計算の負荷は低くなります。

PLECS Blocksetでは、SimulinkソルバのConfiguration Parametersパネルで指定する、データのインポート/エクスポートで、リファインファクターを設定可能です。 PLECS Standaloneでは、シミュレーションパラメータのソルバタブで、リファインファクターを設定可能です。

リファインファクターの設定値は、「10」以下に指定することを、お勧めします。