「メモリ不足エラー」の回避方法はありますか?

問題: 

メモリエラーでシミュレーションが強制終了しましたが、対応策はありますか?また、メモリエラーが発生してシミュレーションが停止する以前の結果を取得する方法はありますか?

解決手法: 

申し訳ありませんが、シミュレーションが強制終了した場合、 シミュレーション停止以前の結果を取得する方法はありません。 PLECSは大規模/長時間シミュレーションに対応していますが、 モデル内に複数のスコープを使用している場合は、メモリを大量に消費しますので、 メモリ不足エラーの対応策としては、スコープの数を減らすことをお勧めします。

他にも、メモリ消費を抑える可能性があるため下記を試して下さい:

  • 64ビット版のMATLABとPLECSを使用して下さい。 64ビットOSの場合、数テラバイトの仮想アドレス空間をアロケートできますが、 32ビット版のPLECSは、OSによって仮想メモリ割り当て量が3GBに制限されています。
  • PLECS設定で、キャッシュサイズ制限の入力値を減らして下さい。
  • 例として、stiffなシステムを解く場合は、stiffソルバを使用する、 または、必要以上に、最大時間刻み幅を小さく設定している、 といった不適切なソルバ設定をモデルに適用していないか確認して下さい。
  • スコープの設定で、スコープに保存されるサンプリング値制限を設定し、最終出力からNサンプルだけを保存します。 スコープに保存されるデータは、間引き表示する事はできません(指定されたサンプル数Nのみを保存)。