データ可視化

The Practical and Powerful PLECS Scope

PLECS Scope

PLECSスコープは、シミュレーション結果出力の拡大・縮小表示、および簡単な数値処理をおこなうためのツールです。 また、簡単なレポート作成用にデータをカスタマイズする機能も実装されています。 PLECSスコープは、SimulinkのmdlファイルおよびPLECS回路ブロック内の双方で使用することが可能です。 PLECSスコープのGUI画面は、「プロットビュー表示エリア」、「データ情報表示エリア」、「拡大領域表示エリア」、「保存プロットビュー表示エリア」によって構成されます。

拡大・縮小表示

任意領域を拡大するには、拡大したい領域をマウスで選択しドラッグします。 プロットの各軸をマウスで選択し、ドラッグすると任意の領域まで、表示をスライドさせることも可能です。 「拡大領域表示エリア」はプロットを拡大・縮小した場合、データ全体に対し、どの領域を選択しているのかを表示します。 カメラアイコンをクリックすると、プロットビューを保存します。 保存されたプロットビューは「保存プロットビュー表示エリア」に格納されるので、 こちらをクリックすると、保存された表示領域を再表示することが可能です。 複数のトレースデータを重ね合わせて保存し、別セッションで再度、読み込む事も可能です。

データカーソル

データカーソルを用いることによって、正確な波形値の出力、および2点間のデータ比較をおこなうことが可能になります。 データカーソルで任意領域を選択することによって、選択領域間のRMS値、全高調波ひずみ(THD)等を算出することも可能です。

データの出力

スコープに表示される各出力の表示特性(色、線種、線幅)を変更することが可能です。 任意のパレット(既定表示特性)を定義することも可能です。 PLECSスコープは、表示された結果を直接、プリンターで印刷する、 もしくは画像データ、PDFファイル、CSVファイルへ出力ことが可能です。

フーリエ解析ウィンドウ

Fourier-Analysis with PLECS Scope

PLECSスコープに表示されたシミュレーション結果に対し、 周波数特性を確認するフーリエ解析を実行し、フーリエ解析ウィンドウに表示します。 PLECSスコープのカーソルを用いて、フーリエ解析を実行する周波数帯域を指定します。